一行詩 発掘分
2012.02.25
category: 憂鬱的遊戯
ブログ引越にともない、記事の頭にちょろちょろ書いてた一行詩を寄せ集めてきました。
カテゴリ名の「憂鬱的遊戯」はむかーし運営してた一行詩サイトの名前です。
踏み出して望むものに手を伸べれば見える その風景を僕は知らない
うらもおもてもある言葉だって きづいて
あなたからの手紙に また一つ季節が変わったことを知る
泣こうが喚こうが 同じように一日は過ぎる
止まない雨はないって言ったって どうせまた すぐに降るのに
記録は時間と共に色あせるけど 記憶は鮮やかになっていく
叫びたいくらいなのに でも絶対に知られたくない
別れの季節に はじめて恋をしていたことを知る
どうしようもなく指先が冷たいのは 冬のせい
今日泣くのは 明日平気な顔をしていたいから
降るよ、ゆき ふわり またふわり
目を閉じている間に全てが終わってしまえばいいのに