雨過天晴

日々独呟|2000年2月〜4月

2014.02.11

category: 憂鬱的遊戯

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昔々に管理していた詩サイト「憂鬱的遊戯」からの発掘物です。
一行詩などの短い詩です。


00.04.30.
ぽろぽろぽろぽろこぼれ落ちる
うっかり弾けてしまった柘榴の実のように

00.04.29.
いつか、あなたの呼ぶ名に振り向きたい

00.04.28.
雨上がりのアスファルトを吹き抜ける
冷たく湿った風が好き

00.04.27.
会いたい気持ちが、傍にいたい願いが止まらない。
もっと、もっと、もっと、もっと・・・

00.04.26.
からからに乾いてしまいそうだから
あなたを飲み干してしまおう

00.04.25.
どこにいったのかわからない、おもいだせない
……さがさなきゃ。

00.04.24.
言葉にすると壊れてしまうから、
きゅっと握った手で伝えよう

00.04.23.
逃げて止まって振り返る。
1日くらい逃げてみたい日はある。

00.04.22.
空が青くて花が白いから、
上を向いて降る雪をぱくり。

00.04.21.
元気が、君の元へまた降りてきてくれますように。

00.04.20.
哀しくても痛くても逃げたくてもそれでも
私はあなたが好き。

00.04.19.
そこにいなきゃ、あってくれなきゃ、
きみでなくちゃ。ね。

00.04.18.
太陽を背にして晴れ晴れと笑う、
そんな君を見られる日がくるといいと思う

00.04.17.
雨雲を連れてきた風が
君と僕との間を分けた

00.04.16.
届きそうな指先は数ミリのところで離れてしまうのです
繋がってしまえば何かが壊れることを知っているから、
ずっと、そのままで。

00.04.15.
私はまだ、私に戻れていないので
もう少しだけ、待ってて下さい
あと、もう少し。

00.04.14.
どうなるかわからない未来より
会っていられる今が幸せ

00.04.13.
はじめてあったあの日から、
なんて遠くまで来てしまったのだろう

00.04.12.
夜が長くて、距離が遠くて、寂しくなる。
会いたい気持ち、強くなる。

00.04.11.
痛い、痛い、痛い、痛い。
裂かれる、締め付けられる、苦しくなる、涙が出る。

00.04.10.
心が朱を頬へと流してしまうので
私は平静な顔をすることができないのです。

00.04.09.
ただ好きなだけなのに、
ただ、見ていたいだけなのに。

00.04.08.
多忙、という言葉に殺される
口に出したらそこで、おしまい。

00.04.07.
花を見上げたい気持ちを、晴天の太陽が邪魔をする

00.04.06.
隠し事が上手くなるにつれて
恋愛が下手になっていく

00.04.05.
どんなにちかくにいても
わかるはずないほんとのきもち

00.04.04.
すごく好きだからあきらめたくなかったけれど
やっぱり、あなたじゃなかったみたい

00.04.03.
ここにあなたがいないから、
私はどこかへ行ってしまいそうになる

00.04.02.
今日だけは何もせず、ただ微睡んでみよう
憂鬱を花の季節と曇り空のせいにして

00.04.01.
あなたに伝染された恋心が私の中で広がっていく。
こぼれ落ちそうになっても止まれない速さで、広く、広く。

00.03.31.
溜息も弾き返してしまいそうな低い、曇り空。

00.03.30.
ほんのちょっとのことで駄目になってしまうのなら
いっそ再生不能なくらいにしてしまおうかと思うのです

00.03.29.
花は散ってしまった
かすかな残り香だけをおいて

00.03.28.
雪が降り、雨が降り、花が降り、
とどまることなく流れ続ける。
その下にある物を、埋め隠そうともせず

00.03.27.
「あなたの期待する私」がどんどん私になっていく

00.03.26.
どうしていつもこうなのだろうと溜息混じりに見上げた先には、
青空。

00.03.25.
逃げてると、卑怯だと、自覚した瞬間に最も激しく追い込まれる
うたたね一つで忘れられてしまうことなのに

00.03.24.
目尻に皺を溜めるとっておきの笑顔を
今日だけは総動員して

00.03.23.
あなたが「愛しい」と言ってくれた私のラベルは
風と雨に晒されて、はがれて落ちた

00.03.22.
恋は軽やかに、愛はしなやかに
薄く織った、嘘を着る

00.03.21.
遠い遠いあなたにテレパシーを送ったら、
風の精がにやりと笑ってあなたに嘘を吹き込んだ

00.03.20.
風が吹いても、心の澱が吹き飛ばされることはなく
かえって押し寄せてくるようなのです

00.03.19.
押し込めていた欲望が悪夢を纏って襲い来る

00.03.18.
じっと留まっていると時間の刃が迫り来てしまうから
だから人は旅に出ようとするのかもしれない

00.03.17.
ぽろぽとこの身は剥がれ落ちてゆく。
どんどん剥けて、玉葱みたいに芯もなく。

00.03.16.
傷を、弱さを、切なさを、
あなたにだけは知っててほしい

00.03.15.
ずっと、を信じられるほど子供ではなく、
笑っていられるほど大人でもなかった。

00.03.14.
はじめてはなれたね。
こんなにも、遠くに。

00.03.13.
暖かい部屋で飲む、ホットコーヒーの苦みに
少しだけ涙ぐんでみたら

00.03.12.
あなたで、あなたが、あなただから、あなただけが。

00.03.11.
「好き」な気持ちが溢れ出す。
紅を纏って噴き出していく。

00.03.10.
あなたの触れたところから、朱が体へ滑り込む
染まってしまえば見つめるのも苦しいほど

00.03.09.
考えることをやめられない。
大切なこと、大好きな人、失くしたくない物を間違えないために。

00.03.08.
一時停止、巻き戻し、スキップ再生。
時間にも適用できたらいいのに、ね。

00.03.07.
そして時間は終局へ
恋は破局へ向かいだす

00.03.06.
会えない間に抱え込んだ溜息を
君に口移しで渡してしまおう

00.03.05.
私がもう少し我が儘で
あなたを離さずにいればよかった

00.03.04.
切ない嘘、優しい嘘、綺麗な嘘。
この恋は、そんなもので出来ている。

00.03.03.
嘘の置き場所は、 きっと、恋心と同じところ。

00.03.02.
これからのあなたは
いくつの「愛してる」を私でないひとに言うのだろう

00.03.01.
裏切って傷つけて泣かせても
それでもどうしてもあきらめきれない

00.02.29.
知らないけれど知ったかぶりで
知っているけど知らない振りで

00.02.28.
あなたがあんまり嬉しそうに笑うから。
困っちゃった。

00.02.27.
私を可愛くするのも醜くするのも、
全部あなた、いつだってあなた。

00.02.26.
いつもあなたを見ています
今はそれしかできないけれど

00.02.25.
あなたのことを憶えているほど可愛くもないし
忘れられるほど脳天気でもない。

00.02.24.
語り明かしても泣き明かしても
こんなふうに夜は明ける。

00.02.23.
三回夜明けを見たけれど、
視界はずっとぼやけていたけど
最後はやっぱりこの一言。
ありがとう、としか言えない私。

00.02.22.
あなたがあんまり優しいから、
未だにあなたを嫌えずにいるのだ。