雨過天晴

おうち建てました2|間取り決定

2014.02.14

img from: 写真AC

さて、土地が決まったので上物を決めますよ。

実際は土地を決める前に、土地の大きさと大体の予算を決めるために何度も間取りを作ってもらっていました。ざっと部屋の配置を書いたメモを渡していましたが、どうしても思い描いた間取り図が出てこない。

…これは、

自分で間取り描いたほうが早くね?

間取り図を作成するのに色々ツールはありますが、間取り図ばっかり見ていた身としては「簡単ツール」は非常に使いづらかったです。別に立体化してもらう必要は無いし、テンプレートを用意してもらう必要も無いし、家具を配置する必要も感じないのです。あと、一部屋用のツールは数あれど、一軒分を描けるツールは思いのほか少なかったです。

ここが結構使いやすかった。いろんな人たちの変な(褒め言葉です)、夢の間取りも閲覧できて…なんか…夢見るのも楽しそうだなって…思ったりしました…。はぁー。

ここで作った間取りを提出。
「あ、このまま製図担当に出せますね」と通りました…。
やっぱり自作の方が早かった…。

間取りの希望は、こんな感じでした。
・当時住んでいたマンション(3LDK、12畳LDK・6畳2つ・5畳1つ)とほぼ同サイズで
・1階はLKと和室と水回りとタンス部屋と洗濯物干し場所
・2階は個人の部屋と雨の日用の物干し部屋
・追加の収納家具を置く必要のないように収納庫と納戸
・凹凸少なく、掃除しやすく!

いらないもの
・ダイニングスペース(居間のちゃぶ台で食事する)
・階段
(希望通らず。本当は平屋がいいけれど坪単価の加減で諦めました。
残念。
だって階段あるだけで床面を10枚以上掃除しなきゃいけない…)
・寝室(床に布団の生活です)
・ベランダ(1階和室で寝るので布団は庭で干す)

1階にタンス部屋(ウォーキングクローゼット)と干し場所は必須。
というか、楽に生活する間取りを考えてみたら「浴室と洗濯機と物干しと洗濯物を畳む場所とタンス部屋は同フロアのしかも至近にあるべき」だと思います。
(だから平屋がよかったのだけど…)
妥協の末、生活に必要な物は全て1階、2階には上がらなくても生きていけるようにしてみました。

20140803
 

余談ですが、建て売りの間取り見てて思うこと。
2階にウォーキングクローゼットがあるっていうのはつまり、朝起きる→着替える→リビングに現れる、という爽やかな感じの習慣が前提ですよね?
うちみたいにパジャマのままで顔も洗わず朝食を食べ、時間ギリギリに慌てて着替え飛び出す生活を送っている者には不釣り合いな気がするのです、ええ。


ちなみに外観については、理想としていた平屋でなくなった時点で半ばやる気をなくし、実用第一に。
洒落とか美観とかはどうでもよく、とにかくメンテナンスが楽なように決めました。
・屋根は瓦(塗り替えの必要なし)
・外壁はタイル貼り(これも塗り替えの必要なし)

うちの親が10年ごとの外壁塗り替えのたびに「足場だけで150万円…ああ…」と呻いているので、その辺りで楽をしたいとタイル貼りにしました。
ちなみに「サイディングや吹きつけに比べ200万円程度アップ」(実際は家が小さいので150万で済んだ)ですが、それって一回の足場代じゃん!先に払っておいたらいいじゃん!

ダンナは「うちの実家塗り替えたことないよ?だからタイルとか不要なんじゃ?」と出費を嫌がってましたが「だから君んちのトタンの外壁ボロボロやん」と言うと黙りました。まあそういうことですよね。


これで間取り決まり、外観決まり。
次は中の設備。

「うちのメーカーの標準です」と見せられた洗面台。
蛇口が…上から(鏡の下)から生えている…!根元にカビが出ない!!
「いまどきのはみんなこうですよ」
ほんまにか!

ワタシだって、キッチンはカントリー風アイランドキッチンで、洗面所はタイル張りの造作で、蛇口もお洒落な取り寄せの一点物で、など色々な夢を見てはいたのですよ。
しかしそういうものは保証が無い、交換部品が無い、そしてなによりこれが最大の問題なのですが掃除しにくい!

格好いい素敵な生活なんぞは諦めました。
そして値段よりも、とにかく「掃除しやすい」という基準だけで全てを決定。

だって。

ワタシは……毎日楽になりたいから借金背負って家を建てるのです!