雨過天晴

おうち建てました1|建てると決めるまで

2014.02.14

img from: 写真AC

去年の8月、新築した家に引っ越したのでした。
その辺のことをまったく記録していないのを思い出したので書いてみようと思います。

まずはハウスメーカー決め、
家などいらん!賃貸で十分!と言うダンナを説得し、
土地を決めるまで。

そもそも、ワタシはずっと家を建てたかった。
小学校の頃から「理想の間取り図」を落書き帳に描き、インテリア関係の雑誌を切り抜き、ハウジングセンターにもちょこちょこと通っておりました。

結婚して約8年。
ダンナが転勤(県内ですが)のある職場なこともあり、しぶしぶ賃貸マンションで暮らしておりました。二人暮らしだと余裕で部屋の余る3LDK、それでも我慢できない一戸建て熱。
これが、娘が生まれ、ドタドタと歩き出したことで火を噴いた!

家が欲しい…!娘が騒いでも大丈夫な家が!
洗濯物の片付けが楽な家が!掃除の簡単な家が!

そんなわけで、熱を持てあましたワタシはふらりとハウジングセンターに行きました。
何故か父親が付いてきました。なんでだ。

ハウジングセンターに行ってチェックするところは以下2点。
・入った瞬間に感じる断熱性はどんなもんか(あちこち見ていくと空調の利きが明らかに違うし、夏場の、特にロフトのある家だと違いは歴然です)
・2階でジャンプしてドーンドーンと音が響かないかどうか

この2つ目。意外にも、これを満足させてくれるモデルハウスと今まで出会えてませんでした。木造・鉄筋・鉄骨いずれもドゥーン…ドゥーン…と変に響くのです。

が、この日は見る気なくフラッと入ったモデルハウスが…響かなかった!

木造、和風住宅。質実剛健(その分センスは期待できない)な感じのハウスメーカー。
うん、これだ。


「うちの近くにいい土地あったら連絡ください」と言い残して帰宅。
数日後、ピンポーンと鳴る玄関ドアを開けたら…いた。土地案内を携えた営業マン。
仕事早っ。

これで完全に買う気になったワタシ。
資金面はモデルケースでざっくり相談の結果、うちの親の援助も見込めるため、月々のローン支払いが現状の家賃よりかなり安くなりそうだと判明。

これはダンナに突撃だあああああああ!!!!!

「え?家なんかいらん!」

はい、玉砕。


懇々と説得しましたよ。顔を見て離すとお互い喧嘩腰になってしまうので、ノートに交換日記よろしく毎日毎日意見を書き合い、数日間。
「賃貸マンションは家賃を払い続けても、借金も無い代わりに自分のものにもならない」
「お風呂とトイレに窓のある、換気扇を回さなくていい家に住みたい」
の主に二点で合意に達し、しぶしぶながらダンナも前向きになってくれました。
というか、これまで払った家賃の合計額が700万を超えることに気づき愕然としたらしい。

「とりあえず実家で家のこと話してみるわ」というダンナ。
未だ煮え切らない彼は自分の親に反対されることを期待していたようでしたが、ワタシは知っている。
実は誰よりも、義父母こそが息子に家を買わせたがっていることを…!
(何度も「息子に聞いても仕方ないから言ってないけど、家は買わないの?」とせっつかれていた)

実家から帰ってきたダンナ、不可解そうな顔をしておりました。
「『やっとか!お金は用意してあるからね!』って言われたんやけど…?」
ですよねー(勝利!)。


ではいよいよ土地を決めねばなりません。
条件は、
・ワタシの会社からすごく近い(昼休みに家事をしに帰れる距離)
・駅かバス停が一応ある(車中心なので、歩ける距離であれば多少遠くてもOK)
・狭くてもいいから安いところ
でした。

ダンナと家を建てる合意に達したので、ようやく営業の人と初顔合わせさせることに。
挨拶の後、「どんな土地がいいですか?」と聞かれたダンナ。
間髪を入れず「車が5台停められる土地!」。

そんな希望、聞いてねえよ!!!!!
初耳だよ!!!

ワタシも営業の人も目が点だよ!!!!
ってか3人家族なのに5台ってどういうことだよ!!
(ダンナは車マニア)

…土地探し、やり直しに。
「広い」が優先され「安いところ」という難関が姿を消しました。

結果、ワタシの会社からほど近い団地内(交通の便はまあまあ)、約80坪の土地に決定しました。なんだよこの贅沢。(完成後にダンナが「分不相応に広い家だな…」と呟いていましたが、全部アナタの希望のせいですからね)

さあ、次は建物を考えるよ!!!

(ちなみに坪単価は10万円台です。田舎ですから)